Another world , HAKONE
昨日の散歩での出来事
いつものように箱根に散歩に来たけど。。。
どこをどう歩いたか、気が付いたら・・・
どうも様子がおかしい
まるで生気のない花
様子が変だと思いながらも、散歩していると。。。
さっきまでの青空はどこにいってしまったのか・・・
灰色の靄が山の上から広がりあっという間に空を覆い尽くしていきます。
おかしい。
あわててもと来た道を引き返す
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あれ!? 茶太郎がいない。。。。
靄に囲まれた森の中を茶太郎を探してウロウロ
まだお昼前だというのに、すっかり薄暗くなり、
ここには何度も散歩に来ている筈なのに、
気が付いたら今まで見たことのない場所を彷徨っているσ(`ε´) オレ様
一体ここはどこなのか、
どれぐらい森の中を彷徨い歩いたか、
ひざも痛くなってきて、もう歩くのを諦めて座ろうとしたその時
辺りに充満していた靄がサーーーっと引いて、
目の前に湖が
やったー!
あの船に乗せてもらって靄の向こうに連れて行ってもらおう!
草をかき分け船着き場に向かう。
ふぅ
どうにか桟橋の手前まで辿りついた。
あと少しで船に乗れる。
・・・これで楽になれる。
あの船に乗れば・・・・
呼吸を整え、最後に深呼吸をひとつして
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さてと。
船に続く桟橋に足を掛けようと右足を上げようとしたその瞬間
ワン!ワン!!ワン!!!
!
振り返ると茶太郎が必死に走って来ます
茶太郎!!
そうだよ!
俺は茶太郎と箱根に散歩に来ていただけなんだ。
あんな船に乗るつもりなんてまったくないんだよ!!
茶太郎と再会したσ(`ε´) オレ様
体中に気力が満ちて、ついさっきまでの虚無感なんかどこかに吹っ飛び、
代わりにどこまでも歩いて行けそうな充実したパワーがみなぎって来ました。
いつの間にか靄も晴れ、来た時と同じ緑が色濃くなってきた6月の箱根に戻っていました。
途中だった散歩の続きをして、
箱根のすがすがしい空気をたっぷり満喫して家に帰りました。
おしまい。